「久しぶりに実家に行ったら、チラシやDMが郵便受けから溢れていた」
そんな状況になったときに、空き家状態になっている郵便受け(ポスト)にテープを貼るかどうかは意外と悩ましい問題です。
空き家の郵便ポストにテープを貼ることは、郵便受けからDMなどの郵送物があふれることを防ぐ対策として、とてもシンプルで効果的な対策です。
ただし、テープを貼ることによって、生じるデメリットも存在します。本コラムでは、郵便受けにテープを貼ることのメリット・デメリットを詳しく解説します。
テープを貼ったほうが良いのか?それとも貼らないほうが良いのかは、空き家の管理状況などによりますので、このコラムが空き家の郵便受け問題にお困りの方の助けになれば幸いです。
空き家の整理・片付けについては以下のコラムで詳細に解説しています。もしご興味がございましたらご覧ください。
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空き家のポストにテープ:どんなメリットがある?
空き家であっても、企業からのDMやポスティングチラシなどは関係なく投函されていきます。
空き家状態であれば、郵便受けから郵便物を取り出すこともないので、ポストの受け口にテープを貼らなければ、遅かれ早かれ郵便物で溢れてしまいます。
単純に不要なチラシを処分しなければならない手間が不快であったり、郵便受けからはみ出した部分が雨に濡れていたり、風で庭に散らばっていたりしたら面倒で不愉快に感じることもあるでしょう。
それに加えて、郵便受けにDMやチラシなどの郵便物が溢れたまま放置されていると、その家が長期間空き家だとアピールしていることになってしまい、不法侵入や不法投棄などの犯罪を引き寄せる原因となる可能性があります。
空き家の郵便受けにテープを貼ることで、このようなリスクを減らすことができます。
ポストのテープ対策:どんなデメリットがある?
空き家の郵便ポストにテープを貼ることは簡単で効果的な対策ですが、メリットばかりではありません。
最もわかりやすいデメリットは、テープを貼る行為自体が、逆にその家が空き家であることをアピールしてしまうことです。
また、テープが時間の経過とともに劣化し、色あせや剥がれが生じることです。これはポストの見た目的に汚くなってしまうことに加えて、「管理されていない空き家」という印象を強調してしまうことにも繋がります。
また、重要な郵便物が届かなくなってしまうことも考えられます。
ポストにテープを貼るときに気をつける2つのポイント!耐候性と目立たなさを重視
郵便受けにテープを貼る場合、重要なポイントは2点あります。
1つはテープの耐候性(丈夫さ)です。
郵便受けに貼られたテープは日差しや風雨ににさらされ続けることになります。耐候性のないテープではすぐにぼろぼろになってしまいます。
テープを選ぶ際は、耐候性のある屋外での仕様を想定したテープを購入するようにしましょう。
また、できるだけテープが目立たないように、郵便受けの色と同系色の色のテープを選ぶようにしましょう。
【貼るor貼らない?】結局どうすればいいの?ポストのテープ対策
メリット・デメリットがあることはわかったが、では結局、テープを貼る方が良いのか、貼らないほうが良いのかという点について解説します。
まず、不要なDMやチラシを処分しなければいけないことが手間だ、庭に散らばっている濡れたチラシを拾うのが嫌だ、ということであれば、郵便受けにテープを貼ったほうが良いでしょう。
それ以外では、テープを貼る方が良いのか、貼らないほうが良いのかは、その空き家がどの程度適切に管理されているかによります。
もし、定期的に空き家に通って清掃や換気などを行っている空き家であれば、テープを貼ることの「空き家であることをアピールしてしまう」というデメリットが大きくなるかもしれません。
逆に、それほど頻繁に管理をしておらず、郵便受けにテープが貼っていても貼っていなくても空き家であることが外観からわかってしまうような状況であれば、テープを貼ることによる郵便物あふれ防止のメリットを享受することができるでしょう。
【まとめ】ポストのテープ対策、貼る?貼らない?
本コラムでは空き家の郵便受けにテープを貼る対策について、詳しく解説しました。
空き家の郵便受けにテープを貼ることは、不要な郵便物の溜まりを防ぎ、犯罪のリスクを減らす効果的な対策ですが、同時にその家が空き家であることを示してしまうデメリットもあるという点と、テープが劣化したり、管理されていない印象を与えたりするリスクも考慮する必要があるということを解説しました。
そして最後に、テープを貼ったほうが良いのか、貼らなくて良いのかの判断基準もご紹介しました。
このコラムでご紹介したメリット・デメリット、そして貼るかどうかの判断基準が、空き家の郵便受け問題にお困りの方の助けになれば幸いです。