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【書き方】終活のためのエンディングノート!もしもの時のための準備

【書き方】終活のためのエンディングノート!もしもの時のための準備

「もしもの時のために、家族に伝えておきたいことがある」そんな風に思ったことはありませんか?

エンディングノートは、自分の人生を振り返り、大切な思いを家族や友人に伝えるためのノートです。エンディングノートを作成することで、自分の人生を見つめ直し、残された家族の負担を軽減することができます。

本コラムでは、エンディングノートの意義や書き方、注意点などを詳しく解説しています。

エンディングノートとは?

エンディングノートとは、自分の人生を振り返り、大切な思いを家族や友人に伝えるためのノートです。自分の希望や情報を記録することで、残された家族が困らないようにサポートすることができます。エンディングノートは、終活の一環として作成される大切なアイテムの一つです。

エンディングノートを書くことで、自分自身の人生を見つめ直すきっかけにもなります。これまでの経験や思い出を振り返り、感謝の気持ちを再確認することで、より豊かな人生を送ることができるでしょう。また、家族や友人へのメッセージを残すことで、絆を深めるきっかけにもなります。

エンディングノートは、単なる情報の記録ではありません。自分の人生観や価値観を表現し、残された人々へのメッセージを伝える大切な手段なのです。

エンディングノートを準備する

エンディングノートを準備する方法は、大きく分けて2つあります。

  • 市販のエンディングノートを購入する
  • 自分で自由にノートを作成する

市販のエンディングノートは、書店やインターネットで手軽に購入できます。すでに項目が設定されているため、何を書けばいいのか迷わずに済むのが利点です。自分に合ったデザインやレイアウトのものを選ぶことができるので、書くモチベーションも上がるでしょう。

一方、自分で自由にノートを作成する方法は、既存の項目にとらわれずに、自分の伝えたいことを自由に書くことができます。ノートは、手帳やルーズリーフ、バインダーなど、自分が書きやすいものを選びましょう。パソコンやタブレットで作成することも可能です。

どちらの方法を選ぶにしても、自分が書きやすいものを選ぶことが大切です。また、内容については、自分の伝えたいことを十分に吟味し、整理してから書き始めるようにしましょう。

エンディングノートに書くべき内容

エンディングノートに書くべき内容は、大きく分けて以下の4つに分類されます。

  • 自分自身に関する情報
  • 財産や相続に関する情報
  • 葬儀やお墓に関する希望
  • 家族や友人へのメッセージ

これらの内容を記すことで、自分の人生を振り返り、残された家族や友人が困らないようにサポートすることができます。また、自分の希望を明確にすることで、よりよい人生の締めくくりを迎えることができるでしょう。

以下では、それぞれの内容について詳しく解説していきます。

自分自身に関する情報

エンディングノートには、まず自分自身に関する基本的な情報を記録しておくことが重要です。

  • 氏名、生年月日、住所、連絡先
  • 家族構成(配偶者、子供、親、兄弟姉妹など)
  • 学歴、職歴
  • 趣味、特技、好きなこと

これらの情報は、自分の身元を証明する上で欠かせない情報です。また、自分の人生を振り返る上でも重要な要素となります。

さらに、医療や介護に関する希望も記しておくことが大切です。

  • 緊急連絡先(親族、かかりつけ医など)
  • 持病、アレルギー、常用薬
  • 延命治療に関する意思
  • 介護を受ける場合の希望(自宅、施設など)

これらの情報は、もしもの際に適切な医療や介護を受けるために必要不可欠です。自分の意思を明確に伝えておくことで、家族の負担を軽減することにもつながります。

また、自分の人生観や価値観、信条なども記しておくとよいでしょう。これまでの人生で大切にしてきたことや、これからの人生で大切にしたいことなどを書き残すことで、自分らしい人生の締めくくりを迎えることができます

財産や相続に関する情報

エンディングノートには、財産や相続に関する情報も記録しておく必要があります。

  • 預貯金口座(銀行名、支店名、口座番号)
  • 不動産(住所、所有形態、登記簿謄本の保管場所)
  • 保険(生命保険、医療保険、年金など)
  • 有価証券(株式、債券など)

これらの情報は、相続手続きを円滑に進めるために必要不可欠です。特に、預貯金口座や不動産の情報は、相続人にとって重要な財産となります。

また、負債(ローンや借金)の有無とその内容についても記録しておくことが大切です。

  • ローン(住宅ローン、自動車ローンなど)
  • クレジットカードの利用状況
  • その他の借金

負債は、相続人が引き継ぐ必要があるため、正確な情報を残しておくことが重要です。

さらに、遺言書の有無と保管場所についても記しておきましょう。遺言書は、法的拘束力を持つ重要な文書です。エンディングノートとは別に作成し、その存在と保管場所を明記しておくことで、相続手続きがスムーズに進められます

以上の情報を整理し、エンディングノートに記録しておくことで、残された家族の負担を軽減し、円滑な相続手続きが可能となります。

葬儀やお墓に関する希望

エンディングノートには、葬儀やお墓に関する自分の希望を記しておくことが大切です。

  • 葬儀の形式(家族葬、一般葬など)
  • 宗教的な儀式の有無
  • 葬儀の規模や場所
  • 喪主や弔辞を依頼したい人
  • 香典の取り扱い方法

これらの情報を事前に伝えておくことで、残された家族は自分の希望に沿った葬儀を執り行うことができます。また、葬儀のための費用についても、おおよその金額を示しておくと良いでしょう。

お墓に関しては、以下のような情報を記録しておきます。

  • 埋葬やお骨の扱いに関する希望
  • 墓地の場所や種類
  • 墓石に刻む文字やデザイン

お墓は、故人を偲ぶ大切な場所です。自分の希望を伝えておくことで、残された家族が心を込めてお墓を守っていくことができます

また、葬儀に呼んでほしい人や、葬儀の役割分担についても記しておくと良いでしょう。

  • 親族や友人の連絡先リスト
  • 弔問客への対応や受付を依頼したい人
  • 葬儀の司会進行や読経を依頼したい人

家族や友人へのメッセージ

エンディングノートには、家族や友人へのメッセージを残しておくことが大切です。

  • 日頃の感謝の気持ちを伝える
  • これからの人生への助言やエール
  • 大切な思い出の共有

家族や友人への感謝の気持ちを言葉にすることで、残された人々の心に寄り添うことができます。また、これからの人生への助言やエールを送ることで、残された人々の前途を応援することができるでしょう

大切な思い出を共有することも、家族や友人との絆を深めるために重要です。

  • 一緒に過ごした思い出の数々
  • かけがえのない時間への感謝
  • 未来への希望や期待

思い出を振り返ることで、家族や友人との絆の強さを再確認することができます。また、未来への希望や期待を語ることで、残された人々に生きる勇気と希望を与えることができるでしょう

メッセージを書く際は、具体的なエピソードを交えながら、心のこもった言葉で伝えるようにしましょう。

  • 「〇〇さんと一緒に過ごした旅行は、私の一生の宝物です」
  • 「〇〇さんの優しさと笑顔に、いつも励まされていました」
  • 「〇〇さんには、これからも自分の夢に向かって頑張ってほしいです」

このように、具体的で心のこもったメッセージは、残された人々の心に深く刻まれ、生きる力となるはずです

エンディングノートの書き方

エンディングノートの書き方には、いくつかのポイントがあります。

  • 書ける項目から少しずつ書き始める
  • 自分の言葉で正直に書く
  • 定期的に内容を見直し、更新する

エンディングノートを書き始めるときは、完璧を目指す必要はありません。書ける項目から少しずつ書き始めましょう。全ての項目を一度に書こうとすると、かえって書く意欲を削いでしまうかもしれません。

自分の気持ちに正直に向き合い、自分の言葉で素直に書くことが大切です。難しく考える必要はありません。言葉が拙くても、自分の心が伝わるような文章を心がけましょう。

また、人生は常に変化するものです。エンディングノートの内容も、定期的に見直し、更新していくことが重要です。

  • 家族構成や連絡先の変更があった場合
  • 新しい財産や負債が発生した場合
  • 葬儀やお墓に関する希望が変わった場合
  • 伝えたいメッセージが新たに生まれた場合

このように、ライフイベントに合わせてエンディングノートを更新していきましょう。エンディングノートは、人生の集大成として、常に進化し続ける大切な記録なのです。

エンディングノートを書く際の注意点

エンディングノートを書く際は、いくつかの注意点にも気をつける必要があります。

  • 法的拘束力はないことを理解する
  • 家族に保管場所を伝えておく
  • 第三者に悪用されないよう保管に注意する

エンディングノートは、あくまでも自分の意思を伝えるための手段であり、法的拘束力はありません。財産分与や相続に関する事項については、別途、公正証書遺言や遺言書を作成する必要があります。

また、せっかく書いたエンディングノートも、家族が保管場所を知らなければ意味がありません。エンディングノートを書いたら、家族に保管場所を伝えておきましょう。

  • 自宅の書斎の引き出しに保管
  • 金庫に保管し、鍵の場所を伝える
  • コピーを作成し、家族に配布する

ただし、エンディングノートには個人情報が多く含まれています。第三者に悪用されないよう、保管には十分な注意が必要です。

  • 鍵のかかる場所に保管する
  • パスワードを設定し、暗号化する
  • 信頼できる家族にのみ保管場所を伝える

以上の点に注意しながら、エンディングノートを作成し、大切に保管しておくことが重要です。エンディングノートは、自分の人生を見つめ直し、家族への想いを伝える大切な手段なのです。

【まとめ】エンディングノートを通して豊かな人生を

エンディングノートは、自分の人生を振り返り、大切な思いを伝えるためのノートです。また、定期的に内容を見直し、更新することも大切です。

人生の集大成として、エンディングノートを作成し、大切に保管しておきましょう。きっと、あなたの人生をより豊かなものにしてくれるはずです。

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このコラムの監修者

監修者:秋元 弥一郎
秋元 弥一郎FP / 空家コンサルタント/ 宅建士 

宅建士・ファイナンシャルプランナー・空き家相談アドバイザー・家財整理コンサルタント、等。
不動産業界10年以上の経験と、空き家の利活用から家財撤去まで幅広い経験を活かしながら、執筆者・監修者として活動中。

【著書】
自分ゴトとしての空き家問題、今日から始める生前整理、など

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このコラムを執筆した人

解決・空家サポート 編集部

解決・空家サポート 編集部

解決・空家サポートは、数多くの空き家等にまつわるお悩みを解決してきました。
ゴミ屋敷の家財整理や残置物処理、空き家の定期巡回、庭木の剪定、古くなったお住まいの解体などのお悩み解決の経験を活かし、お悩み解決に役立つコラムをお届けします。

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