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【やばい業者には要注意!】遺品整理業者の選び方

【やばい業者には要注意!】遺品整理業者の選び方

遺品整理を悪徳業者(以下、このコラムではやばい業者と表現します)に依頼してしまうと、思ってもみなかったトラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。

このコラムでは、故人の家財を整理するという大切な『遺品整理』をそうした「やばい遺品整理業者」に依頼してしまうと、どのようなことが起こるのかを紹介します。また、そのような状況を回避するための優良業者の判断基準も合わせて解説します。

まずは『やばい』遺品整理業者に依頼した時のリスクとトラブル例を取り上げて、続いて、トラブルを未然に防ぐためのポイントを解説します。最後に、安全な業者選びのための具体的なチェックリストもご用意しています。

このコラムが、遺品整理における安心と正しい選択をサポートする一助となれば幸いです。


遺品整理に関する幅広い情報をまとめました。こちらも併せてご確認ください。

【やばい遺品整理業者】失敗しないためにまずは現状把握

遺品整理業界では、以前より規制の不足や基準の曖昧さが問題となっています。

現状、遺品整理に関する業者には、具体的な基準がないというのが実情です。このため、業界内でのサービスの質や信頼性に大きなばらつきが生じています。

さらに、遺品整理の必要性の高まりに伴い、新たな業者が次々と市場に参入してきています。しかし、経験や専門知識を持たない業者も増えており、消費者にとって適切な業者を選ぶことが一層困難になっています。

『やばい』遺品整理業者の特徴5選

相場価格よりも極端に低い見積りをだしてくる 認可・資格・届け出などの表記が一切ない 「今ここで決断してもらえれば●万円値引きします」という交渉をしてくる 見積り後にしつこい営業がある 実績があまりない
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遺品整理は人生で何度も依頼する機会があるわけでもなく、費用も高額になりがちで、更に適正価格が分かりづらいサービスです。他社比較が難しいサービスではありますが、一番大切なのはやばい業者を利用しないことです。

以下はやばい遺品整理業者の特徴です。

  • 相場価格よりも極端に低い見積りをだしてくる
  • 認可・資格・届け出などの表記が一切ない
  • 「今ここで決断してもらえれば●万円値引きします」という交渉をしてくる
  • 見積り後にしつこい営業がある
  • 実績があまりない

少なくとも2つ以上当てはまるようであれば、他の遺品整理業者へ依頼することをおすすめします。

相場価格よりも極端に低い見積りをだしてくる

見積り金額が極端に相場より低い場合、2つの可能性が考えられます。

1つは業者が不法投棄などを行っており、違法に経費を圧縮して低価格を実現しているということ。

通常遺品整理業者が回収した家財などは、適切な手続きを経て処分やリサイクルが行われます。そしてそれには当然ある程度のコストが必要となり、一般的な遺品整理業者が出す見積りというのは、そのコストを見込んだ金額になります。
通常のビジネスで言う売上とその原価という関係です。

やばい遺品整理業者は、同業他社に金額で優位に立つため、必要なコストを違法に削減して低い見積りで仕事を獲得するという手法を取りがちですので、極端に低い見積もりが出てきた場合は注意が必要です。

もう一つは作業後に高額な請求がされるという可能性があるということです。安い見積りを提出し、「仕事の依頼を受けてしまえばこっちのもの」と考えている遺品整理業者です。

作業後に見積り金額以上に請求され、費用を払わないと荷物を庭先に投棄する、などと半ば脅されて仕方なく支払った、といったケースもありますので注意が必要です。このようなトラブルについては消費者庁などに相談やクレームが多数寄せられています

認可・資格・届け出などの表記が一切ない

多くの遺品整理事業者は、産業廃棄物運搬許可や古物商などの許認可、遺品整理士や相続診断士などの資格を取得してそれを対外的にアピールしています。

もしパンフレットや会社概要、ウェブサイトなどにそのような情報が一切載っていない場合、注意が必要かもしれません。

実際のところ、遺品整理ビジネスはそこまで厳しい規制がかかっているわけではなく、誰でも新規参入できる業界です。事業に本気で取り込んでいくつもりであれば、最低限の許認可やスタッフの資格取得などでアピールしていくのは当然です。そのような取り組みすらしていないような事業者は少し気をつけた方がいいかもしれません。

「今ここで決断してもらえれば●万円値引きします」という交渉をしてくる

これは品整理に限った話ではありませんが、見積もり時に即断を迫ってくるような事業者はあまり信用しない方が良いでしょう。

消費者に対して冷静に考える時間を与えずに決断をせまるという営業方法は、消費者の利益よりも自社利益を最優先しているのと同じことです。決して褒められたものではありません。

見積り後にしつこい営業がある

これも遺品整理に限った話ではありませんが、見積り後に何度も電話がくる、なんどもショートメッセージが届いたりする、といったしつこい営業をしてくる業者にも注意が必要です。
また、依頼を受けられないことがわかるやいなや電話口で極端な値下げを提案してくるケースもありますが、作業後の高額請求や追加費用などの可能性があるため、この提案にはのらないほうが良いでしょう。

実績があまりない

通常、遺品整理事業者は自社のウェブサイトやパンフレットなどで過去に行った事例を紹介し、経験の豊富さをアピールしています。そのようなコンテンツが掲載されてないのであれば注意が必要です。もしかすると、アピールできるような実績がない、トラブルが多く実績公開できない、といったことが考えられるからです。

『やばい』遺品整理業者に依頼した時のトラブル例

作業後の高額請求 ドタキャン キャンセル料の請求 雑な仕事 不法投棄
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やばい遺品整理事業者に依頼してしまうと、どのようなトラブルが起こるのでしょうか。

次に挙げるのが代表的なトラブルになります。

  • 作業後の高額請求
  • ドタキャン
  • キャンセル料の請求
  • 雑な仕事
  • 不法投棄

作業後の高額請求

作業後の高額請求はやばい遺品整理業者の常套手段です。見積もりには入っていない作業費が請求されたり、「想定以上の作業量があり追加費用が発生した」など理由をつけて見積り金額以上の請求をして来る可能性があります。

「追加費用が払えないのならば回収したものをそのままお返しします」、「一度トラックに載せてしまったから、追加費用を貰えないと道路に下ろしますよ。あとは自分で片付けてください」といった脅迫をしてくることもあります。

ドタキャン

やばい遺品整理事業者の場合、予定通りに作業をしてもらうことすら難しい場合があります。作業予定日なのに業者が来ない、一方的にスケジュールの変更を告げらる、など依頼者を軽視するようなことがあります。

キャンセル料の請求

見積り後にキャンセルすると、事前に案内をされていたわけでもないのに出張費や見積もり費用を請求してくる業者もいます。事前に案内をされて同意したわけではないのなら、当然払う必要はありません。

業者側も「払ってもらえたらラッキー」という自分本位な考えですので、悪質な場合は消費者庁に相談するようにしましょう。

雑な仕事

家具の移動の際に、壁や階段にぶつけて家屋を傷つけてしまったり、むやみに大きな音をたてたり、遺品をぞんざいに扱ったりと、やばい品整理業者は仕事が雑なことが多いです。

また、保管しておきたかった思い出の品まで捨てられてしまったり、アクセサリーなどの貴金属を紛失されてしまう可能性もあります。

不法投棄

もし遺品整理事業者が処分コストを削減しようとして、回収したものを山中などに不法投棄していた場合、依頼者が罰を受けることになる可能性があります。

犯罪かどうか以前に、故人の遺品を不法に投棄するということ自体、通常では考えられませんが、そのような事業者も存在するのです。

信頼できる遺品整理業者の選び方:安心できるサービスの見極め方

設立時期 店舗(事務所)がしっかりしているか WEBサイトやパンフレットがしっかりしているか 問い合わせ時の接客対応 見積書の記載内容 全国展開ではなく、地元密着で営業しているか
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ここまで、やばい遺品整理業者に依頼することで起こる悲劇を紹介してきました。それではやばい遺品整理業者を避けて、優良な遺品整理業者に依頼するにはどうすればよいのでしょうか。

以下に優良な遺品整理事業者かどうか判断するポイントをまとめました。

  • 設立時期
  • 店舗(事務所)がしっかりしているか
  • WEBサイトやパンフレットがしっかりしているか
  • 問い合わせ時の接客対応
  • 見積書の記載内容
  • 全国展開ではなく、地元密着で営業しているか

設立時期

設立されてから長い期間が経過している遺品整理業者は、その分だけ多くの経験を積んでいると考えることができます。

長年にわたって事業を継続していることは、サービスの信頼性や安定性を示す指標の一つとなります。

もちろん、設立時期が新しい業者であっても、質の高いサービスを提供している場合もありますので、他のポイントも合わせて考慮することが大切です。

店舗(事務所)がしっかりしているか

店舗や事務所が実際に存在し、ちゃんとした店舗や事務所であれは、継続的に営業されているというひとつの判断材料になります。また、事務所の様子を確認することで、真面目な経営をしているかどうか感じ取れることもあるかもしれません。

WEBサイトやパンフレットがしっかりしているか

詳細なサービス内容、料金体系、過去の実績などが明確に記載されているかどうかは、業者選びの大切なポイントです。多くの情報が掲載され充実したウェブサイトやパンフレットは、その事業者の姿勢を反映しています。

情報が整理されていてわかりやすい資料は、業者が顧客のことを考えている証拠でもあります。

問い合わせ時の接客対応

問い合わせ時の接客対応は、業者のサービス品質を測るよい指標になります。丁寧で親切な対応や顧客に対する誠意などを感じられる事業者を選ぶようにしましょう。

反対に、対応が無礼または不親切だと感じた場合、その業者は避けたほうが良いでしょう。

見積書の記載内容

明確で詳細な見積書は、優良な遺品整理業者かどうかを判断する材料になります。一方、曖昧な記載や、やけに細かい特記事項などが記載されている場合は注意が必要です。

全国展開ではなく、地元密着で営業しているか

全国対応している遺品整理業者の中には、自社で対応できないエリアの仕事を同業他社に紹介している事業者もいます。

もちろん全国展開している遺品整理業者が全て当てはまるわけではありませんが、地域ごとにサービスの質が異なり責任の所在も曖昧になってしまう可能性もあるため、できることならその地域に根ざした地元事業者を利用すると良いでしょう。

また、地元の事業者の方がきめの細かい対応をしてくれるといったメリットも挙げられます

遺品整理業者に依頼する前にチェックすべきポイントリスト

いかがでしたでしょうか。

このコラムではやばい遺品整理業者に依頼してしまうことで起きる悲劇や優良な遺品整理業者を選ぶための判断基準などをご紹介してきました。

最後に遺品整理業者に依頼する際にチェックすべき項目をリストにまとめましたので、これから遺品整理をどこかにお願いしようと考えている方は、ぜひ一度ご確認いただければと思います。

ヤバい業者の判断ポイントをまとめたチェックリスト

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このコラムの監修者

監修者:秋元 弥一郎
秋元 弥一郎FP / 空家コンサルタント/ 宅建士 

宅建士・ファイナンシャルプランナー・空き家相談アドバイザー・家財整理コンサルタント、等。
不動産業界10年以上の経験と、空き家の利活用から家財撤去まで幅広い経験を活かしながら、執筆者・監修者として活動中。

【著書】
自分ゴトとしての空き家問題、今日から始める生前整理、など

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このコラムを執筆した人

解決・空家サポート 編集部

解決・空家サポート 編集部

解決・空家サポートは、数多くの空き家等にまつわるお悩みを解決してきました。
ゴミ屋敷の家財整理や残置物処理、空き家の定期巡回、庭木の剪定、古くなったお住まいの解体などのお悩み解決の経験を活かし、お悩み解決に役立つコラムをお届けします。

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