東京都西東京市で遺品整理を行いました

ご依頼者はお一人娘の方で、多忙な日々を送る中で時間を見つけ、実家の遺品整理を決意されました。

初めて現場を訪れたとき、遺品が山積みになっていた家の様子は、まるで時間が止まったような感じがしました。遺された物々は、両親の足跡をはっきりと残しており、かつてここで過ごされていた生活が目に浮かぶようでした。

作業は、物件全体の見取り図を作り、遺品の種類と量を認識することから始まりました。その後は、価値ある遺品とリサイクル可能な物品を丁寧に分別し、処理しました。

特に心に留まったのは、大量に出てきた写真のアルバムでした。それぞれの写真が家族の歴史を刻み、一枚一枚が思い出の断片を繋いでいました。依頼者のお嬢様も、思わぬ発見に何度も笑顔を見せてくれました。

作業終了後、かつての家はすっきりとした空間に生まれ変わりました。だけどその中には、依頼者の両親の思い出がしっかりと息づいていました。この場所が新たなスタート地点となることを願っています。

遺品整理は、思い出とのさよならの時間でもありました。亡き両親の形見を手放すことの難しさに、正直、心が揺れ動きました。しかし、作業者の方々の丁寧な対応と専門的な技術のおかげで、私はこの難関を乗り越えることができました。