東京都西東京市で遺品整理を行いました

息子さんからのご依頼で、彼の実家であったこの家を片づけるためのサポートをお願いされました。

初めて現場に足を踏み入れたときの印象は、まさに「時間が止まった」という感じでした。部屋は遺されたままの家具や日用品でいっぱいで、まるで50年前の日本を覗いているような気持ちになりました。

作業はまず、全体の見取り図を作成するところからスタートしました。家具の配置や遺品の量を把握し、どのように進めれば最も効率的かを計画しました。その後、大切な遺品の選別と、リサイクル可能な物の分別を行いました。

この作業で特に困難だったのは、感情との戦いでした。依頼主である息子さん自身が、親の形見を手放すことの難しさに直面していたからです。そのため、私たちは感謝の気持ちと敬意を持って、一つひとつ丁寧に扱うことを心掛けました。

作業が終わった後、家はすっきりとした空間に変わりました。しかし、その中には依頼主の両親の存在感が確かに残されていました。この空間が新たな物語の舞台になることを願っています。

遺品整理は、亡き両親への最後のサービスだと感じました。そんな大切な作業を任せられるのは、なかなか難しい決断でしたが、事業者さんに依頼して本当に良かったと思います。彼らの丁寧な対応と細やかなサービスに感謝しています。