
【インタビュー】相続した実家がゴミ屋敷状態だった
ご相談の概要
高田様はご両親の急な訃報に伴い、東京都西東京市にあるご実家の片付けをする必要性に直面しました。高田様は現在大阪に住んでいるため、片付けを進めるにも距離があるので、自力での解決は難しい状況でした。
ご相談前の状況について
ご実家を相続されたときのご状況や、ゴミ屋敷状態だったご実家の様子を詳しく教えていただけますか?
実家のほとんどの部屋が、何十年もの間に蓄積された家財で埋まっている状況。
部屋の入り口をふさいでいる古い家具、壁一面に積まれた箱…。ほんとうに、どこから手をつけていいのかと途方に暮れるばかりでした。
最初はなんとか自分たちだけで片付けようとしてみたました。
ですが、片付け作業は物理的にも精神的にも大変なものでした。一つ一つの物品を取り扱うのは体力的にも負担が大きい作業でしたし、それぞれの物品が今までの思い出を引き出してくるので、精神的な負担にもなりました。
母の愛用していた鍋、父の趣味で集めていたコレクション、子供の頃の写真やおもちゃなど、それぞれが当時の思い出を蘇らせ、掃除の手を止めて感慨深い時間を過ごすことになりました。
また、家族としての歴史や思い出を形にしたものが、これほどまでに形を変えてしまうという事実に、どこか抵抗感もありました。この状況が一体どれだけ時間を要するのか、そしてその間にどれだけの精神的、物理的な負担が伴うのかを考えると、心が沈むこともありました。
最初に実家の状態を知ったときの衝撃は今でも忘れられません。ゴミ屋敷というキーワードはもちろん知っていましたし、その片付けのドキュメンタリーなどのテレビ番組なども見たことが合ったような気がしますが。まさか自分の身に降り掛かってくるとは思いもしていませんでした…。
相談したきっかけ
ご実家のゴミ屋敷問題を解決するために、解決・空家サポートにご相談いただけたきっかけなどを教えてください。
相談したきっかけは友人からの紹介でした。
友人は以前に同じような状況を経験し、解決・空家サポートさんのサービスを利用した経験がありました。
まずはインターネットで検索してWEBサイトを確認しました。過去に実績やコラム記事などを参考に目を通し、信頼できる業者なのかどうか確かめました。
いわゆる『ゴミ屋敷』の片付けに実績があり、自治体と連携して社会問題の解決に取り組んでいるNPO法人とも協力している、という点で、信頼できると考えました。
家財の片付け業者を探すことは初めての経験でしたので、どの業者に依頼してよいか、とても迷いました。自分の中で判断基準を作ることが難しかったのですが、解決・空家サポートさんに依頼してよかったと思います。
作業を終えて
今回のゴミ屋敷の件を通してのご感想などを教えてください。
今回、とても大きな難題となったのが、大量の家財でした。
他人から見たらただのゴミかもしれませんが、それぞれの物品には家族の歴史や思い出が詰まっていて、ただ単に片付けるというだけでなく、その中に含まれる多くの思い出や感情にどう向き合うか、という重大な問題に否応なしに直面することになりました。
あれ程の家財が一気に無くなると、寂しいという気持ちがあった反面、本当に家が広くなったと感じました。
正直、自分の持ち物も早いうちに整理しておいたほうが良い感じました。
インタビューを終えて
今回、ご実家のお片付けをお手伝いさせていただきました。ご相談頂いたとおり、確かに大量のゴミで埋め尽くされている状態でした。
ご自身で片付けをしないという判断は、大変賢明なご判断だったかと思います。
思い出のお品のみ除外して、すべてリサイクルなどをさせていただきました。取材にも快くご協力いただきまして、誠にありがとうございました。