皆様のお住まいの近くにパッと見て『空き家だ』と思うような建物はありますでしょうか?もしあるのであれば、それの存在についてどう思いますか?
近所に空き家が存在する人を対象に、隣人・近隣トラブルの予防・対策などを行う民間企業がネット上で「近所に空き家があった場合の印象」についてアンケート調査(調査期間:2023年5月31日~6月5日)を行いました。
まず、「近所に空き家があったら気になるか」と質問したところ、「とても気になる」が16.0%、「やや気になる」が63.1%で、計79.1%と約8割の人が気になっていることが分かりました。
あなたは「近所に空き家」があったら気になる?
まず、「近所に空き家があったら気になるか」という質問に、なんと全体の約8割が「とても気になる」または「やや気になる」と答えました。これだけでも、空き家が我々の生活にどれほど影響を及ぼしているかが伺えます。
では、具体的に何が気になるのでしょうか?
トップは「火事や倒壊などの事故が怖い」で56.6%。
続いて「野良猫や虫など、衛生面への悪影響が不安」が41.3%、「不審者やたまり場になる等で治安への悪影響が不安」が39.1%という結果でした。
こうして数字で見ると客観的にはわかりますが、具体的な生の声も同時に集められています。「家の前が暗くて不気味」「草が伸び放題で野良猫も多い」「放火されたら怖い」など、これらの声からは、我々の身近な生活環境がどのように変わっていくかを想像することができます。
今回の調査から明らかになったことは、空き家問題は我々の生活に深刻な影響を及ぼしているということです。
この影響は、物理的なものだけではなく精神的なものも含まれています。火事や倒壊といった直接的な危険性から、衛生問題、治安の悪化、さらには暗闇や野生の動物の存在による不安感まで、空き家が引き起こす可能性のある問題は多岐にわたります。
これらの問題を解決するためには、いちばん大切なことは、空き家の適切管理です。
自治体の役割はもちろん重要ですが、住民自身の意識改革もまた同様に重要になってきます。空き家問題は、一人一人の生活環境だけでなく、地域全体の風景や生活質に影響を及ぼします。
空き家問題については、以下のコラムでまとめています。
関係者全員が解決策を考えていく必要性が問われています。